こんにちは。
千葉県浦安市にある浦安くりた整骨院、院長でフットマスターの栗田です。
先日、足の個別相談をしていたときのことです。
インソールについてお話をしている中で、
「他のところでは、もっと安いインソールがあるんですよね」
というお話がありました。
もちろん、インソールを選ぶときに価格は大切な判断材料のひとつだと思います。
できるだけ費用を抑えたい。
同じようなものなら、安い方を選びたい。
そう考えるのは、ごく自然なことです。
ただ、そのお話を聞いて、私は改めて思いました。
「インソールって、価格だけで比較していいものなのかな?」
と。
「インソール」といっても、同じものではありません
「インソール」と聞くと、
靴の中に入れる「中敷き」
というイメージを持つ方が多いと思います。
もちろん、それは間違いではありません。
ですが、実際にはインソールにもいろいろなものがあります。
- 市販されている既製品
- 既製品を足に合わせて加工するもの
- 足の状態を確認して作るもの
- 足だけでなく、立ち方や歩き方まで確認して作るもの
など、作り方も考え方もさまざまです。
例えば、靴でも
「靴」という名前は同じでも、
スニーカー、革靴、ランニングシューズ、登山靴では、目的も作りも全く違いますよね。
メガネも同じです。
「メガネ」という名前は同じでも、
視力を測って一人ひとりに合わせて作るものと、既製品では、そこにかかる工程も違います。
インソールも、それと似たところがあります。
「インソール」という名前が同じだからといって、中身まで同じとは限りません。
当院のインソールには「松・竹・梅」がありません
インソールを探していると、
「この価格のインソール」
「もう少し高いグレードのインソール」
「一番上のランクのインソール」
というように、いくつかの価格帯から選べる場合があります。
いわゆる**「松・竹・梅」**ですね。
もちろん、それが悪いということではありません。
予算に合わせて選べるというメリットもあります。
一方、当院のオーダーメイド矯正インソールは、少し考え方が違います。
当院では、
価格によってインソールの品質をランク分けしていません。
基本的には、
- 革靴・スニーカー用
- パンプス用
の2種類です。

これは品質の違いではありません。
靴そのものの形状が違うためです。
そして、それぞれについて何種類ものインソールを用意しているわけではありません。
基本的に、それぞれ1種類です。
なぜなら、当院が作りたいのは、
「予算に合わせたインソール」
ではなく、
「その方の足に必要なインソール」
だからです。
予算によって、
「この価格ならここまで」
「もう少し出せば、さらに良いもの」
という考え方ではありません。
一人ひとりの足の状態を確認したうえで、
その方に必要なものを、妥協せず一つ作る。
それが当院の考え方です。
※当院のインソールは一般的な既製品や、比較的安価なオーダーインソールとは、そもそも目的や作り方が異なります。
「高いインソールの方が良い」という話ではありません
ここは、誤解してほしくないところです。
私は、
「高いインソールだから良い」
と言いたいわけではありません。
逆に、
「安いインソールはダメ」
と言いたいわけでもありません。
大切なのは、
「自分は何のためにインソールを使うのか?」
ということだと思っています。
例えば、
- 足裏の負担を少し減らしたい
- 靴の中のクッションが欲しい
- 外反母趾について相談したい
- 足のタコや魚の目が気になる
- 歩くと足が痛い
- 歩き方を見直したい
- 足だけでなく身体全体の使い方から考えたい
目的によって、必要になるものは変わります。
だからこそ、
「A社は○円、B社は○円。じゃあ安い方にしよう」
という比較だけでは、少しもったいない気がするのです。
では、その価格には「何」が含まれているのでしょうか?
インソールの価格を見るとき、
どうしても「完成したインソールそのもの」に目が行きます。
でも、実際には完成するまでに、
- 足の状態を評価する
- 立位や歩行を確認する
- 足型を採る
- 足の状態に合わせて設計する
- インソールを作製する
- 靴との適合を確認する
- 使用方法を説明する
- 必要に応じて調整する
など、さまざまな工程があります。
つまり、支払っているのは単純に
「中敷き1枚の値段」
だけではない場合もあります。
では、実際にインソールを作るときには、どんなことをしているのでしょうか?
以前、こちらの記事で詳しく書きました。
この記事では、インソールを作る際の評価や、靴の選び方、歩き方の指導などについてもご紹介しています。
当院では、いきなりインソールを作るわけではありません


当院では、いきなりインソールを作るのではなく、
まず現在の足がどのような状態になっているのかを確認することから始めます。
足の形だけを見るのではありません。
立ったときの状態や、左右の違い、身体の使い方、歩き方なども確認しながら、
「なぜ今、このような足の状態になっているのか」
を考えていきます。
インソールは、ただ足の下に何かを入れればいいというものではないと考えているからです。
そして、インソールは「作って終わり」ではありません

当院では、足の状態を確認したうえで足型を採型し、その足型をもとにオーダーメイド矯正インソールを作製しています。
その製作工程については、以前、京都にある製作現場を実際に視察した記事でもご紹介しました。
実際の製作では、
足型から石膏による型を作り、
そこから職人さんが手作業で微調整を行い、
真空圧縮機による成形、研磨、個々の足に合わせた加工など、いくつもの工程を経て完成します。
一つのインソールを作るために、複数の工程と専門的な技術が関わっています。
その様子はこちらの記事で詳しくご紹介しています。
▶「オーダーメイド矯正インソール作製現場を視察してきました」
インソールを選ぶときに、ぜひ聞いてほしいこと
もしこれからインソールを作ろうと思っている方がいらっしゃったら、
価格を見る前に、あるいは価格と一緒に、こんなことを聞いてみてほしいと思います。
「私の足は、今どのような状態になっていますか?」
「扁平足と言われますが、土踏まずはどれくらいまで戻す必要があるのですか?」
「なぜ、このインソールが必要なのですか?」
「どのようにして私の足に合わせるのですか?」
「作った後は、どのように使えばいいのですか?」
そして、
「作った後も相談できますか?」
ということも大切だと思います。
その質問に対して、
きちんと理由を説明してくれるか。
自分自身が納得できるか。
そして、
「この人になら自分の足を任せられそう」
と思えるか。
そういったことも、インソールを選ぶうえで大切なポイントではないでしょうか。

インソールは「中敷き」だからこそ、考えて選んでほしい
インソールは、靴の中に入っているものなので、
外から見ると、それほど大きな違いがないように感じるかもしれません。
でも、毎日歩くたびに足と接するものです。
だから私は、
「何を入れるか」だけではなく、
「なぜ入れるのか」まで考えてほしい
と思っています。
何のために使うのか。
どのように作られるのか。
自分の足をどこまで見てもらえるのか。
作った後はどうするのか。
そこまで含めて考えてみてほしいのです。
価格ではなく、「何をしてもらうのか」

もちろん、価格は大切です。
家計とのバランスもありますし、
予算を考えて選ぶことも当然だと思います。
ただ、
価格だけでは分からない部分がある。
これも、インソールを選ぶときには知っておいてほしいことです。
同じ「インソール」でも、
どのように足を評価するのか。
どのように作るのか。
どんな人が作るのか。
どこまで自分の足に合わせるのか。
そして、作った後にどうするのか。
そこには、それぞれ違いがあります。
だから私は、
「いくらのインソールなのか」だけではなく、
「何をしてもらうためのインソールなのか」
まで考えて選んでほしいと思っています。
インソールは、単なる「靴の中敷き」ではなく、
自分の足や身体と向き合うための一つの道具。
当院では、そう考えて一人ひとりの足と向き合っています。
今回、改めてそんなことを考えました。
当院のオーダーメイド矯正インソールについて
「自分の足には、どんなインソールが必要なのだろう?」
「そもそもインソールを使った方がいいのだろう?」
そんな疑問がある方は、まずはご自身の足の状態を知ることから始めてみてください。
価格だけではなく、自分の足に本当に必要なものは何なのか。
当院では、その部分から一緒に考えています。
ご自身の足について、インソールについて気になる方は
まずは足の個別相談へお越しください。
尚、「足の個別相談」はゆっくりお話を伺うために予約制となります。
【ご予約可能日】
【土曜日】13:00~17:30
【日曜日】第二・四日曜の午前中
【平日】13:00 または 13:30
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